「続ける」ことだけが正義じゃない
※本記事はプロモーションを含みます
私が伝統的な仕事の中で感じた「時代の変化」という名の静かな波
こんにちは!
皆さんは、自分が今いる場所の「当たり前」が、世の中の「当たり前」と少しずつズレてきている…そんな感覚に陥ったことはありませんか?
順風満帆だと思っていたのに、気づかぬうちに時代の大きな波がすぐそこまで迫っていた。
これは、私が全く異なる2つの事業を経営する中で、肌で感じた「危機感」の物語です。
■ネット黎明期、ITを武器に駆け抜けた飲食店経営
2000年代初頭、私は飲食店を起業しました 。
当時はまだインターネットが今ほど生活に浸透していなかった時代。
そんな中、私は「これからはネットだ!」と確信し、販促・宣伝活動はITをフル活用しました 。
飲食店サイトへの掲載
自社HPでのSEO対策
ネット経由での集客率UP
特別な食材に頼らず、メニューの工夫で原価率を抑え、ITを駆使して集客する 。
この戦略は見事に当たり、雑誌やテレビ番組の取材を受けるまでになりました 。
自分は時代の波にうまく乗れている、そう信じていました。
■一転、伝統と慣習が支配する下請業の世界へ
しかし、経営していた飲食店もこれからという時に思いがけないことが起こりました。
それは親の病気です。
かなり悩みましたが、飲食店を第三者に売却し、地元へUターン 。
親の事業を継ぎ、その後、自動車部品加工業へと事業転換(第二創業)を果たしました 。
そこは、これまでいた世界とは全く違う、伝統と慣習が重んじられる世界でした。
親会社との単価交渉、厳しい品質管理、そして100%遵守が絶対の納期 。
日々、現場でのカイゼンを積み重ね、コストダウン要請に応えるため、手作業だった部分を機械化する 。
地道な努力で、売上・利益ともに過去最高を記録することもできました 。
一見、こちらも順調に進んでいるように見えました。
しかし、私の心の中では、日を追うごとに大きな不安が膨らんでいったのです。
■じわりと迫る「変化の波」と拭えなかった危機感
飲食店経営時代、私は常に「新しい技術」にアンテナを張り、それをどう事業に活かすかを考えていました。
しかし、下請での日々の業務は、目の前の課題を「気合い」と「根性」で乗り越えるという古い体質でした。
親会社からのコストダウン要請に応えるための機械化も、あくまで「今ある工程の効率化」でしかありません 。
世の中ではIT技術が爆発的に進化しているのに、この場所では時間が止まっているかのようでした。
「このまま日々のカイゼンを繰り返すだけで、本当に生き残っていけるのか?」
「もっと抜本的な、ITやデジタルを駆使した変革が必要なのではないか?」
まるで、静かな波がすぐそこまで迫っているのに、誰も気づいていないような…。
そんな強烈な危機感が、私を新しい学びへと突き動かしたのです。
■「このままではダメだ」―未来への投資としての学び直し
このような危機感を感じている中、ある事件が起こりました。
「新型コロナの流行」です。
受注は激減し、先の見通しも立たなくなったため、ここは思い切って学び直しをし、「人生のシフトチェンジ」をしようと決意しました。
飲食店経営時代に活用していたIT関連の取り組みは、ほとんどが外注で、私自身にはITスキルがなかったため、未来への投資として「プログラミング」の職業訓練に通い始めました。
ここまで約20年にわたる個人事業主としての経験は「机上の空論」ではない、リアルな経営課題を私に教えてくれました。
だからこそ、次の時代を生き抜くためには、どうしても新しい武器が必要だったのです。
伝統的な仕事の中で感じた「変化への遅れ」と「時代の流れ」。
それは、私にとってキャリアを大きく転換させるきっかけとなりました。
もし、あなたも今いる場所で同じような危機感や焦りを感じているなら、それは新しい一歩を踏み出す最高のサインなのかもしれません。
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