Claudeで資料を作る「3つの機能」が無料プランに
提案書に添える見積書や、セミナーのスライド作りに時間を取られていませんか。Anthropicは2026年10月8日、Claudeで資料を作る3つの機能を、無料プランを含むすべてのプランで使えると発表しました。無料で使える範囲と、資料作りに活かす方法を解説します。
【何が起きているのか】
Anthropicは2026年10月8日、文書を作る「Docs」、プレゼン資料を作る「Slides」、デザインを作る「Design」の3つがベータ版(試験提供版)を終え、無料プランを含むすべてのプランで使えると発表しました。
同じ日に発表された新機能のうち、「Dashboards」は有料プラン、「Motion」はチーム向けのTeamプランと企業向けのEnterpriseプランで提供されるベータ版です。
3つの機能で作れるものは、次の通りです。
①Docs:見出しや表を含む文書を作り、自分で直接編集したり、Claudeに直してもらったりできる。
②Slides:メモやレポート、チャットでのやり取りからスライドを作り、1枚ずつ直接編集できる。
③Design:会話だけで、試作品や1枚ものの資料などのビジュアルを作れる。
なお、単独サイトの「claude.ai/design」は2026年12月14日に終了します。また、Designは、普段のClaudeの会話の中で使えます。
無料プランで使えるのは3つの機能
【個人ビジネスにどう役立つのか】
3つの機能が役立つのは、提案書やサービス紹介のスライド、告知用のチラシ案のように、伝えたい内容は手元にあるのに、体裁を整えるのに時間がかかる資料です。作ったスライドは「PDF」や「PowerPoint」でダウンロードできるため、Claudeを使っていないお客さまにもファイル形式で渡せます。
私のProプランの画面で、手元の記事の文章を貼り付けて「以下のテキストを5枚のスライドにしてください。」と頼むと、会話の横に5枚のスライドが作られ、PDFやPowerPointでダウンロードできました。
● 例/講師・コーチ:セミナーの内容をメモにまとめ、スライドは一から自分で作っている。
- Before:メモを見ながら、スライドの見出しや配置を1枚ずつ考えて作る。
- After:メモを貼り付けてClaudeにスライドを作ってもらい、内容と言い回しを自分で直す。
私は営業時代、社内システムの数字を印刷し、Excelに入力し直して商談資料を作っていました。始業前や帰社後に作業して、準備にはGMS(総合スーパー)向けで3日〜1週間かかっていました。資料の体裁を整える作業をAIに任せられれば、その時間を提案の質を高める時間に使えます。
メモからスライドを作り、自分で直す
「PDF」や「PowerPoint」でダウンロードできる
【具体的な始め方・おすすめツール】
使うのは、Claude(無料プランあり/https://claude.com/ja )です。
✅ ステップ1:資料にしたいメモや文章を用意する
セミナーの構成案や、過去の提案書の文章など、資料にしたい内容を1つ選びます。
✅ ステップ2:Claudeの会話で、作りたい資料を頼む
たとえば「以下のメモを5枚のスライドにしてください。」とチャット欄に入力し、メモを貼り付けてみましょう。
✅ ステップ3:内容を確かめてから出力する
数字・固有名詞・言い回しを自分で確かめ、PDFやPowerPointなど、必要な形式でダウンロードしてください。
※Docs・Slides・Designを使うと、普段のClaudeとのやり取りと同じ使用量枠を消費します。無料プランで何回使えるかという具体的な数字は公表されていません。作れない場合は、Claudeの「設定」→「機能」にある「クラウドでのコード実行とファイル作成」がオンになっているか確認してください。
※提供されるプランや使用量上限は変わることがあります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
- Dashboards and Motion(Anthropic公式・英語):https://claude.com/resources/articles/dashboards-and-motion
- アーティファクトとは何か、どのように使用するのか?(Claudeヘルプセンター):https://support.claude.com/ja/articles/17153992-%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%AF%E3%83%88%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%8B-%E3%81%A9%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B
- 料金(Claude公式):https://claude.com/ja/pricing
メモを貼って頼み、確かめてから出力する
「設定」→「機能」→「クラウドでのコード実行とファイル作成」がオンになっているか確認
【まとめ】
Claudeの「Docs」「Slides」「Design」は、無料プランでも、会話の中で文書・スライド・デザインを作れる機能です。資料の体裁を整える作業はClaudeに任せ、内容の確認は自分で行いましょう。まずは、手元の資料を1つ、スライドにしてもらうところから試してみてください。
【トレンド分析メモ】
📈 業界の方向性:AIとの会話の中で、文書やスライドを作り、スライドをPDFやPowerPointでダウンロードするところまで進められる形へ広がっています。
👨💻 今後1〜3ヶ月で準備すべきこと:毎回同じ形式で作っている提案書やスライドを確認し、Claudeに頼めるものを選んでおきましょう。
💡 注目キーワード:Claude Docs(会話の中で作る文書)/Claude Slides(会話の中で作るスライド)/Claude Design(会話で作るデザイン)/Dashboards(データをつないで作るダッシュボード)
👇 さらに詳しい内容は10月15日(木)のブログをチェック!
【情報ソース】
Anthropic「Dashboards and Motion」 https://claude.com/resources/articles/dashboards-and-motion (2026年10月8日)
Claude「Artifacts」(英語版の機能ページ) https://claude.com/features/artifacts (2026年10月13日確認)
Claudeヘルプセンター「アーティファクトとは何か、どのように使用するのか?」 https://support.claude.com/ja/articles/17153992-%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%AF%E3%83%88%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%8B-%E3%81%A9%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B (2026年10月13日確認)
Claudeヘルプセンター「Claude Docsを始める」 https://support.claude.com/ja/articles/16923645-claude-docs%E3%82%92%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%8B (2026年10月13日確認)
Claudeヘルプセンター「Claude Designを始める」 https://support.claude.com/ja/articles/14604416-claude-design%E3%82%92%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%8B (2026年10月13日確認)
Claude「料金」 https://claude.com/ja/pricing (2026年10月13日確認)
窓の杜「Anthropic、『Claude』の新機能『Dashboards』『Motion』を発表。『Docs』『Slides』『Design』は無償でも提供」 https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/2146954.html (2026年10月8日)
【ファクトチェック報告】
- 確認済み事実
- Docs・Slides・Designのベータ版終了と、無料プランを含むすべてのプランでの提供:一次情報=Anthropic公式の発表(2026年10月8日・英語)と英語版の機能ページで確認。日本語版の料金ページでも、無料プランの項目に「Claude Design、Slides、Docs」が載っていることを確認。
- Dashboardsは有料プラン(Pro以上)、MotionはTeam・Enterpriseプランのベータ版:一次情報=Anthropic公式の発表とClaudeヘルプセンターで確認。
- スライドの書き出し形式(PowerPoint・PDF):Claudeヘルプセンターの日本語版と、筆者のProプランの画面で確認。ヘルプには文書をWord・PDF・Markdown・Google Docsに書き出せるとありますが、筆者の画面では文書の書き出しメニューを確認できなかったため、本文には書いていません。
- claude.ai/designの終了日(2026年12月14日):Anthropic公式の発表と、Claudeヘルプセンター「Claude Designを始める」の日本語版で確認。
- 使用量:ほかのClaudeの作業と同じ使用量枠から使われることは、Claudeヘルプセンターで確認。
- 未確認情報
- 無料プランで何回使えるかの具体的な数は、公式に記載がないため書いていません。
- 無料プランの画面での表示(メニュー名や、Dashboards・Motionの表示)は、筆者がProプランのため確認できていません。本文の操作例はProプランの画面で試したものです。
- メッセージ入力欄から作るものを選ぶメニューの名前と、文書の書き出しメニューの表示は、実機で確認していないため書いていません。
- 注意事項
- Claudeヘルプセンターのリリースノート(日本語版)には、2026年9月16日の時点で「Freeを含むすべてのプランで利用可能」とする記載があります。そのため、本文では「10月8日から初めて無料になった」とは書かず、「10月8日の発表で、無料プランを含むすべてのプランで使えると案内された」と書いています。
- 日本語版の機能ページ(claude.com/ja/features/artifacts)には、2026年10月13日時点で「有料プランでベータ版」の表記が残っています。最新の提供範囲は、日本語版の料金ページで確認できます。
- 同じ日に発表された新機能のうち、無料プランで使えるのはDocs・Slides・Designの3つだけです。「10月8日の新機能がすべて無料」と読まれないよう、Dashboards・Motionのプランを書き分けています。